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令和8年 地価公示から読み解く最新不動産動向(兵庫編)

6月7日
読了時間: 3分

更新日:6 時間前

― 都市部を中心に上昇が続く住宅地と再開発期待が高まる商業地 ―





令和8年の地価公示によると、兵庫県全体の地価は引き続き上昇基調を維持しています。住宅地では利便性の高い都市部を中心に需要が堅調であり、商業地では再開発や観光需要の回復を背景に、前年を上回る上昇率となりました。住宅地・商業地ともに、神戸市・阪神南・阪神北エリアが県内地価上昇を牽引しており、エリアごとの格差がより明確になっています。


兵庫県全体の地価変動率


兵庫県全体では、住宅地・商業地ともに上昇基調が継続しており、地価変動率も4年連続で上昇するなど、安定した回復基調が続いている点が特徴です。さらに、商業地に関しては住宅地と比較して高い水準で上昇している点も特徴として挙げられます。

用途

地価変動率(%)2023年

地価変動率(%)2024年

地価変動率(%)2025年

地価変動率(%)2026年

住宅地

0.7

1.4

1.9

2.2

商業地

1.3

2.7

3.5

4.0


住宅地の動向


住宅地は、県全体で4年連続の上昇となりました。地価変動率の上位を見ると、子育て支援を背景に人口増加が目まぐるしい明石市(東播磨エリア)が5.2%(令和8年度)と高い伸びを示しているほか、神戸市の東灘区4.6%、中央区4.5%、灘区4.4%、さらに芦屋市(阪神南)4.0%と、神戸市および阪神間エリアを中心に高い上昇率が確認されています。

 


商業地の動向


商業地は、住宅地を上回る上昇率で推移しており、県全体で4年連続の上昇となりました。グルメ・ショッピング・北野異人館街などの観光地として知られる神戸三宮エリアでは、再整備プロジェクトの進展やインバウンド需要の回復を背景に、地価の上昇が続いています。また、芦屋市の芦屋駅周辺エリアでも、今後の再開発計画の進展を背景に、地価の上昇が続いています。


住宅地上位ランキング

※「 」は住居表示


◼︎ 価格ランキング

順位

所在地

2026年価格(円/㎡)

前年(2025年)変動率(%)

1

芦屋市船戸町15番

815,000

7.2

2

神戸市東灘区御影郡家2丁目305番6「御影郡家2-5-21」

695,000

7.8

3

神戸市中央区山本通1丁目6番17「山本通1-6-30」

664,000

5.9


◼︎ 上昇率ランキング

順位

所在地

2026年価格(円/㎡)

前年(2025年)変動率(%)

1

淡路市浦字猪ノ尻1075番2

37,500

8.1

2

明石市大久保町大窪字北開知448番6

111,000

7.8

3

神戸市東灘区御影郡家2丁目305番6「御影郡家2-5-21」

695,000

7.8


商業地上位ランキング

※「 」は住居表示


◼︎ 価格ランキング

順位

所在地

2026年価格(円/㎡)

前年(2025年)変動率(%)

1

神戸市中央区三宮町1丁目7番6外「三宮町1-7-5」

8,000,000

9.6

2

神戸市中央区磯上通8丁目329番「磯上通8-3-5」

4,590,000

11.4

3

神戸市中央区明石町47番

4,290,000

8.9


◼︎ 上昇率ランキング

順位

所在地

2026年価格(円/㎡)

前年(2025年)変動率(%)

1

芦屋市業平町34番1「業平町5-21」

1,000,000

12.6

2

神戸市中央区磯上通8丁目329番「磯上通8-3-5」

4,590,000

11.4

3

西宮市和上町19番1「和上町1-31」

760,000

11.1


総合考察


兵庫県の地価動向は、住宅地・商業地ともに上昇基調が継続しているものの、その背景には明確な地域差が見られます。住宅地では都市近郊エリアにおける実需の強さが価格を下支えしている一方で、地方部では需要の弱さが継続しており、エリア間の選別は今後さらに進む可能性があります。商業地では、再開発や観光需要の回復といった外部要因が価格上昇を支えており、特に神戸中心部の優位性は今後も期待されます。



地価公示の概要地


地価公示とは、毎年1月1日時点における標準的な土地価格を国が評価し公表する制度です。土地取引の目安となるだけでなく、公共事業用地の取得価格算定などにも活用される重要な指標です。


参考資料:2026年5月1日 国土交通省 令和8年地価公示の概要、兵庫県庁 令和8年地価公示について(兵庫県の地価動向)、兵庫県庁 令和7年兵庫県地価調査について(兵庫県の地価動向)


 
 
 

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